カタマラン艇「若水」で温めていたロングクルージングを実行

台湾に向けて

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4月4日いよいよ宮古島へ向け出航です!

  • 堀正孝さん・照子さん・・夫妻。そして里帰りから帰った亮先生・・・役者は揃った。

いざ宮古島へ!

  • 堀さんのヨットは「都忘れ
  • 亮先生のヨットは「ティダ
  • そして私の「若水

三艇の大人達で、パラオから台湾経由、宮古島へ向かいます。

堀夫妻は・・ニューカレドニア・ヌーメア〜東京〜そしてグアム経由パラオへ到着。
亮先生は・・宮古島〜那覇〜東京〜グアム〜ヤップ経由パラオ、それも機材故障で4時間以上遅延の長旅でした。

若水は現在、パラオの有名なダイビングショップ、デイ・ドリーム前の桟橋に停泊して出航準備中です。
デイ・ドリームさんの御好意で町まで送迎して頂いたり、本当に助かっています。

パラオの海にうっとりの堀夫妻 蟹をむさぼる三人

午前中で・・大体出港準備完了したので、又市場で定番の蟹を、ローカルフードショップでお稲荷さん魚てんぷらを買ってきて、昼から豪華な食事を楽しみました。

亮先生とマサさん(堀さん)は昼寝、照子さんはデッキで読書、ニライ君はデイ・ドリームさんの御好意でダイビングに行っています。

とてものんびりした午後を送っています。

そうすると

『コンニチワ!』の声

「私達も日本のヨット乗りです」「横浜ベイサイドにヨットを置いているものです」
と言って三人がお出でになり、若水で色々お話をしました。

レッド・キャッスルのオーナー小谷さん
是非、次回、宮古島でお会いしたいものですね!

レッド・キャッスルのオーナー小谷さんと


今回パラオで又一つ、トラブル発生

しかし又も、素晴らしい人に恵まれた!

アンカーを上げ下げする、電動ウインドラスが故障して・・パラオ在住の日本人メカニック兄弟を紹介してもらいました
その腕はすぐれたものが有ると評判でした。
「若水」は長ーい航海でウインドラスも疲労して、あっちこっち痛んでいたようです。

いやあ献身的取り組みで直してもらいました、他の修理メカニックでは匙を投げた仕事でしょう。

献身的、日本人メカニック兄弟

兄弟の名は伊井さんと言ってスズキ船外機のディーラーをここパラオで経営しており、現地でとても信頼されている方でした。

本当に厄介な仕事をいやな顔もせず、修理してもらいました

ありがとう御座いました!


素晴らしいパラオ土産

若水が宮古島に到着後、私は宮古島のきれいな海岸に「隠居の庵」を作る予定です。
もし見つける事が出来たら大きいシャコガイの貝殻をそのリビングに置きたい物だと考えておりました。

今回、縁あって、理想的な形の死貝を入手できました。

見事なシャコ貝の貝殻


パラオ出航 デイラン216マイル 快挙だ!

2009年4月4日。午前に出航手続きを終了し、パラオを出航しました。

予報どおり東のやや強め20ノットから25ノットの横風を受け快走のスタートです。

始めはパラオのブランケットで波も小さく

  • 昼食に大根おろしオクラ入りざる蕎麦をメインに
  • かまぼこや明太子のつまみで・・帆走に負けずにビールが出て行きます。

記録はマサさんの15本でしょうか?

快走初日の昼

しかし、夕方から、風は変わらないのに波が悪く
酒酔いに船酔いが追加されて全員グロッキーとなりました。

食事担当のニライ君は船酔いをこらえながら何とビーフシチューを作ってくれました!
マサさん・亮先生・私の3名は何とか完食しましたが、照子さんと製作者のニライ君は手もつけず降参でした。

久しぶりに激しいスコールと雷雲のセーリング!

ロング初日はやさしい風と満天の星空を見ながらセーリングをしたいものですが、自然はそう甘やかしてはくれません。

今回は、スピード計が9ノット10ノットを定時指して、時には12ノット越えまでありました。
それに加えて頻回の激しいスコールと雷鳴です。

まあ慣れてはいるのですが、快適ではありません(苦笑)
それでも5日の朝には風も落ち着き(20ノット)綺麗な日の出も見れました。

これぞ貿易風

5日も快走で定時8から9ノット。
嬉しいことに波の波長が落ち着きロングストロークになった為、揺れもせず本当にすばらしい帆走です! 

マサさんは「自分のセーリング人生で一番快適なセーリングだ!」と言って興奮していました。

6日朝この原稿を書いていますが
快適だ!海に感謝だ!」と言って照子さんと亮先生はデッキでビール片手に読書をしています。

これぞ貿易風! 快適だ!海に感謝だ!

カツオが食べたい!

「カツオを釣れ!」・・と言う亮先生の厳命で、仕掛けをミノーに代えてトローリングしています。
2時間流していますが未だ当りがありません。スピードが速いため難しいのだと思います。

台湾まであと900マイル少しです。
この素晴らしい帆走が続いてほしいと念じています。

のたりのたりも楽しい!

2009 年4月7日。パラオ出航から4日目
快走してきた若水ですが今日朝から風が弱くなり、のたりのたりと進んでいます。
これもまた楽しからずやです。SOGで 5ノットプラスくらいです。

周りに巨大な積乱雲がありますから、今夜はきっと盛大なスコールと雷鳴のショウが楽しめそうです。

「ビール!ビール!これが大切」と、マサさん曰く。

気温31℃、湿度60%。ビールです!なには無くともビールです! 

今回パラオで積んだビール11ケースと在庫4ケース、〆て15ケース(360本)。

これだけあれば台湾まで十分でしょう!

夜空の星も変わった!

南太平洋の星空から北半球に入り、見える星空も大きく変化してきました。

先ず、南十字星が仰角30度まで上がらなくなり
変わって、北斗七星が仰角30度を越え、高く見えるようになりました。

他にもオリオン座を示すシリウスの輝きも増してきていよいよ宮古島も近いと実感です。

昼のハッピーアワーが11時半から2時まで、夕方は4時半から、まあ大体起きている人は誰かが飲んでいる状態の若水船上です。こんな大海原を気の会った仲間と一緒ですから、酒が進むのは当たり前。

照子婦人とニライ君

次は韓国か、日本一周か。ハワイまで行き、それからまた南太平洋か? 

次の遊びのプランは尽きません。


不審船に接近さる [台湾へ]

2009年4月8日。

夜、不審船に襲われるところでした!

乗員、艇ともに無事です。

御安心下さい!

夜 10時前、左前方(10時方向)2マイルに

いきなり白灯と赤のフラッシングが点きました。
マグロ延縄のエンド点滅灯とは違うし・・・「何だろう?」と見ていると
若水と同じ方向に移動している様子……。

直ぐレーダーを入れ位置を確認すると
丁度左前方(10時方向)2マイルに船影が映り若水と同じ方向に進んでいるのが判りました。

若水右に20度転進して不審船と角度距離を置いたところ
眩しいくらい白灯を点けて若水の方向に進んでくる感じです。

レーダーで距離を確認すると1マイルしか離れていません。

「総員起こし」を掛けました。

不審船は煌々と眩しいくらい電気を若水に向けて、船も若水めがけ突進してきます。

セールを懐中電灯で照らし、ヨットである事をアピールしたりしましたが、どんどん突進して来ます。

若水回避運動せず、その場で停止すると、若水直前で不審船も停止して全ての電気を消しました。

これには肝を冷やしました。

何をされるのか検討もつきませんでしたから。

若水停止から直ぐ、今度はゆっくり回避行動を取り、不審船から遠ざかることにしました。
そうしたら、ついてきません! 

エンジン全開で遠ざかる、というか、逃げました(苦笑)。

4マイル離れた段階で、これで一安心・・と
亮先生提案で深夜の「若水無事を祝う会」を行いました。

しかし、全員、何がどうだったのか、皆目検討がつきません。
わかっているのは命の危険にさらされていた事です! 

レーダー監視を行いながら、ジントニックを飲みましたが、全員いつもより多く飲んでも酔いません。
やはり未だ緊張していたのでしょう……。

9日11時現在

フィリッピンから、台湾海峡(バシー海峡)の入り口に差し掛かっています。

昨夜の出来事を除けば誠に心地酔いクルージングが続いています。

風が今日から変わりました。
東風の貿易風から、気温も下がり出し、風は北東風になりました。
ここは黒潮の反流の潮波でスピードが落ち、乗り心地も悪く困っています。

いずれにしても、台湾や宮古島はもう直ぐ。ゆっくりのんびり行こう、と思います。

フィリピン沖から台湾へ! 

いよいよ若水の目的地、宮古島はもう直ぐです。
その前に台湾に寄って、飲茶と台湾料理を食べてから宮古島へ向かいます。

2009年4月10日午前7時の位置は、北緯20度03、東経123度14。

ルソン海峡も中程まで来ました。

このルソン海峡の中に、荒れることで有名なバシー海峡がありますが若水は今回は通過しません。

順調に行けば12日日曜日午前には台湾、基隆市に到着予定。
宮古島到着は16日昼を予定しています。

気温が下がり、夜は寒い位です!
2日前から夜の気温が下がり出して、昨夜は誰も短パン半袖でなく、長袖長ズボンに変わりました。
まして今日は曇り空で肌寒く

いよいよ「熱帯とはさようならだ!」と感じてしまいます。

タイトル

亮先生は毎日、「ひろし! カツオはまだか?」と私に釣りの催促です。
何が悪いのかわかりませんが、カツオは釣れません。
一昨日、シイラが釣れてキープしました。そ
れを見事にフレンチ風ムニエルにマサさんと照子さんが料理をしてくれました。
シイラあなどる事無かれです!

台湾北部東沿岸を帆走中 

2009年4月11日朝 台湾北部東沿岸を帆走中です
北東の風18ノット、波長の短いチョッピーな波に向かい風上航をしています。
波にたたかれて、若水も人も少しグロッキー気味です。
バシー海峡から出てくる大型船が多く昨夜は気が抜けませんでした。

靄霞の中台湾の山並みや、町が見えます。
上空には飛行機やジェット戦闘機が飛び交い、文明の香りがします。

目的地基隆は150マイルですが、風上航ですから、明日夕方到着は難しくなりました。
まああわてずに安全で行きましょう。ではまた

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