カタマラン艇「若水」で温めていたロングクルージングを実行

マルチニーク

「明けまして」寒中お見舞い申し上げます

サン・ピエール泊地から見た夕日

遅ればせですが、寒中お見舞い申し上げます。

こちらカリブ海の元日は、マルチニークにSご夫妻をお迎えし、その幕を開けました。

S氏は、私が社会人に成り立ての頃・・その勤務先に

顧問弁護士として就任されて・・以来・・30年以上・・公私にわたり兄事(けいじ)し
人生の節目には、必ず「良き助言」を頂いて来た先生です。

そのS氏より、次のようなメールを頂いておりました。

・・・人生は面白いもの、また、楽しむモノ!・・・
実感すべく、妻と二人で出かけます。

  • 12月31日:成田発
  • 1月 1日:パリ・シャルルドゴール着
    「オルリー乗換え」で、同日夕方、マルチニーク
  • 1月6日夕方:マルチニーク
    数日パリで絵を見て、食事をして帰ります・・段取りよろしく。

それでは、Sご夫妻と過ごした、カリブ海での正月をご紹介しましょう。

2008年1月1日 (火) 元日

夕方5時、定刻通りに、セーターに冬ズボンで、Sご夫妻が空港にお見えになりました。

先ずは、カリブのジュースとビールで喉を潤そうと、空港外のカフェーにお連れすると、5分もしない内に、汗と共に夏モードに切り替わったのでした。

そして、Sご夫妻は

  • 数々の懐かしい「日本土産」と
  • なんと「正月のしめ飾り」や「お供え餅」

うです!日本の正月持参でお見えになりました。

若水に正月が来た!
<若水に正月が来た!>

2008年1月2日 (水)

9時半、ホテルより島南部のヨットハーバー、ル・マランに到着。

船内構造設備の説明の後、使用してもらう船室をご案内。
その後ヨットハーバー散策後、ゲストとクルー全員で伊芸司厨長手作りの歓迎昼食!

午後は町の散策。

S氏は少年時代にもっともなりたかった「画家」の修行を始めており

いつもスケッチ帳水彩絵の具を持参されてました。

気に入った景色を見つけると、その場で絵を描き始めるのです。
奥方も、その傍らで笑顔で見守っておられる。

その姿は信頼深い、年季の入ったご夫婦そのもの。
こちらもそばに居て、気持ち良い時間を過ごす事ができました。

夜はマリーナの評判のレストラン『インデゴ』でシーフードを楽しみました。

2008年1月3日 (木)

朝食後、ヨットハーバーを出航。
北東より25ノット(風速12メーター)の風を横前から受け、快適にセーリング。

<初セーリングに少し緊張気味のご夫妻>

初セーリングに少し緊張気味のご夫妻

目的地まで「約5時間」と思いきや・・

途中、S婦人が軽度の船酔いを発症したため、直ちに予定変更。
レザンス・ダレという小さい漁村の沖にアンカリングしました。

ここは、後ろが山の為、農業も出来ないと思われる、全くひなびた漁村。

どのようにして生活しているのか疑問に思いました。

しかし、すれ違う現地の人は素朴で明るくフレンドリーでした。

昼食後、皆ゆっくり時間を過ごしました。勿論S氏はスケッチに水彩画でした。

<写生をするS氏、そしてご婦人>

写生をするS氏、そしてご婦人

<レザンス・ダレ村前の泊地でくつろぐS婦人>

レザンス・ダレ村前の泊地でくつろぐS婦人
夜は地元の人用(?)のレストランにて全員で夕食をとりました。

食後に散策をしていると、小さな川辺に出ました。
そこは蛍が乱舞する処で、お正月に蛍が見れる喜びを皆で共有しました。

レザンス・ダレの教会前の泊地は波静かでとてもゆっくり時間が過ぎていきました。

2008年1月4日 (金)

朝食後
錨を揚げて、今日はここから3~4時間掛けて島北部のサン・ピエールまで移動です。

この町は百年前に、ペレー山の噴火で、一度、全滅に近い被害を受けた所だそうです。

「若水」は南東の風を受け・・快調に帆走・・
午後、町の公園前泊地に、錨を下ろしました。

サン・ピエールの海岸と砦跡に残された大砲
<サン・ピエールの海岸と砦跡に残された大砲>

植民地時代の香りが、ソコソコ漂っている、この町は

  • 砦の跡教会など
  • また町並み

時代を感じるというより取り残された町のイメージを強く感じました。

しかしそこに住む人々は、クレオールというアフリカからの移民とカリブの民の混血ですから、とにかく明るく楽天的で、基本的にはフレンドリーですが、夜になるとやはり、危険な匂いの人もいて退屈しませんでした。

夜のレストランはフランス料理そのもので、中々のレベルの食事が出来ました。

夕食後、S氏が釣りをしたいとのことで

簡単な仕掛けで小イカの一匹掛けで待つこと10分。
30センチ以上の鯛が釣れてビックリでした。

自分で釣った鯛は大きいのだ

<自分で釣った鯛は大きいのだ>

2008年1月5日 (土)

朝、ヨット泊地前の公園でかなり大きい朝市があるというので、行ってみました。
すると、新鮮な果物・野菜・魚など、盛りだくさんで、私たちは捕りたてのマグロ(25キロくらい)のよい所をゲットしました。

朝食後、首都フォール・ド・フランスにゆっくり戻りました。
お昼ごはんに昨夜の鯛マグロのお刺身を食べたことは申すまでありません。

さてこの晩が「Sご夫妻」最後の夜で、市内カリビアン・ジャズの生演奏するレストランで夕食とカクテルを楽しみました。

2008年1月6日 (日)

・・今日の夕方の便で・・Sご夫妻がパリに戻るため、海でなく山の植物園に行きました。

海岸と違い、山は熱帯雨林そのもので、いろいろな植生の花や木、そして鳥が見られました。
中でも花の蜜を吸うハチドリには目を奪われ興奮させられました。

植物園にて

<植物園にて>

ハチドリ

<ハチドリです>

夕方、「人生は面白いもの、楽しむもの」を実感、満喫して頂いたご様子で

ご夫妻は機上の人になりました。


旅を続けていると

旅が日常になり、日々の感覚がずれて来るのを感じます。
そんな中で
やはり日本から親しい方がおいでになり、一緒に旅を共有できたことは
私にとってこの上ない幸せの時間でした。

ありがとうございました。

それから
もっと早くブログの更新をしなさい」とお叱りのメールを戴いております。

とはいえ
船の整備や修理業者の打ち合わせなどで時間を取られ、書くほうに気が行かないのです。

実は、皆さんに報告したいことは山ほどあるんです。たとえば:

  • ヨットのロングクルーズは老人ホームに入る前に行くのだろうか?
    そのぐらい年寄りが多いんです。
  • 何故こんなにも沢山のヨットがロングクルーズしているのだろう?
  • 何故こんなにも沢山の若人がヨットで旅をしているのだろう?

その他にも色々と報告したいことがありますが、それは、また別の機会にさせてください。
一ヶ月に一回くらいのペースで書いていきたいと考えています。



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