カタマラン艇「若水」で温めていたロングクルージングを実行

トンガ

2008年9月17日・・クック諸島アイツタキ島

2008年9月13日(土) 10時半、我々はボラボラ(タヒチ)を出航しました。

  • 東北東の風 15ノット
  • 波高 3メートル
  • スピード 8ノット

快調な滑り出しです。昨日まで、強風が一週間以上続き出航できなかった他のヨットも、今朝早朝から続々出て行きました。

先日マウピティからの上りで船酔いした我々は、今航海は好調です。
特に今回から参加の大木さんは、出航1時間後には、ビールで祝杯です。
まあ、正しいヨットのりの行動ですが。

夕方から夜に掛けて、朝出た先航艇を次々と4艇ばかり抜き去りいい気分で初日の航海を終えました。

2日目も、快調の一言で航海を続けましたが

またしても大トラブル発生! 

昨年4月スペインはタラゴナのハーバーで取り付けた、ソーラーシステムの変圧器から出火してエンジンルームが火事になる所でした。

幸い変圧器の交換で済むだろうと思っていますが、まだ判りません。

それでも丸3日、70時間で目的地のクック諸島、アイツタキ島に到着しました。

アイツタキ島の丘の上からラグーンを望む

ここはニュージーランド領で、先日まではフランス語圏でしたが、ここは英語圏です。
どうも色の黒いポリネシア人が流長なフランス語や英語を話されると、違和感を感じるのです。

アイツタキ島は田舎です。南太平洋の田舎です。都会が離れていて回りの島全部田舎です。
でも人々は親切でとても感じがよいですよ。

ガイドブックのレストラン紹介でよさそうな事が書いてあるので、ヒッチハイクで送ってもらい行ってみました。

冷凍ピザとサカナフライしかありませんでしたが、ニュージーランドビールは沢山ありましたので大木さんと沢山飲みました。

釣りが趣味の大木さんに、つりの指導をしています。日本に帰国するまでには、当たりの取り方がわかるようにしたいと思います。本日の釣果は

  • 菅原 10匹
  • 大木 1匹

まるで釣り堀りみたいですよ。これであすは、刺身とサカナ汁を作ります。

この原稿を書いている時に、13日の夜抜いたカタマランが到着しました。夜の到着は怖いですね。

若水 酔艇長  菅原 廣


2009年9月29日:トンガ

みなさん、ご無沙汰しました。

現在、トンガの首都ヌクアロファにいます。
インターネットの環境とても悪くて困っています。航海中の写真とか、ここの状況もブログに載せたいのですが、しばしお待ちください。

トンガに到着
2008 年9月17日(水)クック諸島 アイツタキ島を出航した若水は、所要時間132時間、5日半で880マイル(1630キロ)を走り、トンガ国首都ヌクアロファに到着しました。

航海は前半は軽風で機帆走の時も有りましたが、後半は横風(東南東)から後方(東風)の強風を受け、いっきに距離をかせぎ到着しました。

首都ヌクアロファのクイーンサローテ港にアンカーリングしましたが、ここは絶えず強い横風を受けるためアンカーの抜走に絶えず気をつけねばなりません。

不愉快な入国手続き

入国手続きは簡単ですが、税関や入国審査の建物が見つかりにくく、あっちうろうろこっちうろうろとして税関にたどり着いたのが2日目でした。

小型プレハブ倉庫で表示も無い税関事務所の職員は、とても尊大で大柄でなぜ1番始めにここに来なかったかと、声を大にして絡らまれ不愉快でしたよ。

思いのほか寒いトンガ
島の第一印象は、東からの貿易風が強く思いのほか寒いことです。
今は早春ですが南緯21度ですから、我々が思うほど南国ではなく、同行の大木さんは「寒い!」を連発して、早く北の暑い所に行きたいとこぼしています。

大規模デモの痕跡残る
街の印象ですが、街の中心部に少し違和感を感じました。

それは櫛の歯が抜けたような空き地ガ目立ち、「この状況はなんだ?」と言う感じでした。これは、土地を解放せよと大規模デモの痕跡でした。

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トンガ国は

  1. 全国土を王族、貴族四十家で所有していて、国民は誰も土地を持てず
  2. 国家施設も平民が地代を王族に支払うとの事で・・

富の集中に対して、国民から不満が沸いて来ていたそうです。

ましてインターネット社会ですから、自分たちの置かれている不平等がどんなものか国民は皆知っており、この体制の維持は難しいでしょう。

二年前の2006年11月、ついに大規模なデモが起き、それが大暴動につながったそうです。

王族貴族の所有するビルや映画館等焼き討ちにあい、目抜き通りがくしの歯が抜けた状態になったとの事。

日本食のレストランもその影響で閉店していました。

トンガダンスを堪能

セーリングメイトの大木さんがトンガダンスを観に行きたいというので行ってきました。
街から40分車で走り、着いた所は海岸の小さいリゾート、椰子の葉の屋根、吹き抜けの小屋のバー、洞窟めいたレストラン。

トンガダンスの夕べ トンガ料理 良く食べるとこんなになるのだろうか?

洞窟内でのダンス 洞窟内でのダンス 洞窟内でのダンス

提供される料理は、トンガ式伝統料理で

  • 子豚丸焼きタロイモサカナ等盛り沢山。

その後、伝統のトンガダンスショウも大きな洞窟の中で。良かったのですが、痺れてしまいました。
観客数は50人くらい。地元民40人外人10人ってところ。地元民が楽しんでいる料理とショウですから本当に楽しい夜を過ごせましたよ。

丹羽徳子氏、トンガ到着!

2008年9月27日、夕方、日本を代表するヨットレース「ジャパンカップ」の大会会長の大役を終え、丹羽徳子氏がトンガに到着しました。

イタリアンレストランにて

これからニューカレドにアまで楽しい旅のセーリングメイトです。

歓迎の宴は中華レストランで。
次の日は、マングローブ蟹やコンク貝で宴会をたのしみました。

サカナ市場は沖縄と同じ魚でいっぱいですよ。そう安くはありませんが堪能しています。

マングローブ蟹
この他にもロブスターやら沢山美味しいものが!

アイランドホッピングへ
2008年9月30日、首都ヌクアロファを出航してトンガ国のアイランドホッピングに出かけます。

9月30日10月1日ファファアイランド

ヌクアロファ沖たった3マイル北に椰子の木と白砂の小島が有ります

タイトル ファファアイランドの夕日(9月30日)

絶品のサンゴ礁 アンカリングポイントの後ろ50メートルに珊瑚のリーフが広がっているので
克っちゃんこと大木さんとディンギーで見に行きました。

克っちゃんはダイビング歴が古いのですが「ここの珊瑚は絶品だあ!」 と興奮するくらい、多種の珊瑚が水深2メートルから6メートルの海に花畑のように広がっていました。

こんなにも人間の手が入らないと綺麗なものなのかと見惚れてしましました。

南太平洋の猛者、ジムとアリシア

南太平洋の猛者、ジムとアリシア

豚の島(KEKEFESIA島)
10月2日3日 ファファ島で若水の隣に舫っている アメリカから来ている大ベテラン(南太平洋歴6年)ジムが

ババウ諸島に行くなら、途中2か所寄って行きなさいとアドバイスをしてくれました。

先ず第一は30マイル先の小島 KEKEFESIA島 南北400メートル東西150メートル 周りをリーフに囲まれ南西から進入するとヨットが3隻しか停泊できない泊地がある。

きれい 静か 島には変わり者のオヤジが一人住んでいて、犬3匹 豚100頭飼っていて、ウム料理(地中焼き石蒸し料理)も作ってくれるからぜひ行け。

そう言われて来てみたら変わり者のオヤジと豚95匹はどっかに消えていて、島には人懐っこい犬3匹、豚5匹しかいませんでした。

その上、水深6メートル海中に珊瑚の小山が林立しているので、アンカーチェーンを30メートルくらいしか出せません。

いやだなあと思っていると案の定 風が強くなりだしアンカー抜走の心配です。
交替でナイトワッチをして夜明かしをしましたが、アンカーチェーンが珊瑚に擦れるガリガリと言う音は、不安を増大させる嫌な音でしたよ。

ザトウクジラのジャンプ

KEKEFESIA島(豚の島)へ向かっている時、左舷に大きく飛び跳ねるクジラを発見
注視していると四頭のザトウクジラが潮を吹きながら、ジャンプを繰り返しているのが見えます。

この時期、交尾に来たザトウクジラが求愛行動のジャンプを繰り返しているのでした。
1時間もすると又ザトウクジラの潮を吹きが見えましたし、VAVAU島の入り口でも見えましたからやはり予想以上に増えているのでしょう。

商業捕鯨に世界の大勢は反対のようですが適正な数を超えると魚族のエコシステム(生態系)が大きく壊れることになるのが心配です。

クジラと中国が世界の魚を食いつくすと魚類学者が警鐘を鳴らしています。

ハァパイ諸島 UOLEVA島 10月3日着

豚の島(KEKEFESIA島)をほうほうの態で逃げ出し、一日朝から夕方まで帆走してウオレバ島の風裏に逃げ込みました。そこも住人3人しか住んでいない離島で、風強く 何も出来ません。

椰子の木 白い砂 小島 この定番にもそろそろ飽きてきたみたいです。気象予報でも当分この天気が続くとの事、10月4日 一夜走りで隣のVAVAU島に向うことにしました。

一夜走りの恐怖  波高6メートル 時に風40ノット超え

隣のVAVAU島までたった70マイル、風も横風(アビーム)風力25ノット。
夜9時アンカーを揚げ出港

2時間後風は前に回りクローズリーチ 風力35ノットを超え スピードも10ノットを超え時に12ノットを指します。波高は優に4メートルを超え6メートル位あるでしょう。

バウ(舳先)が波の先でなく中程に刺さり、デッキ(甲板)を海水が洗い、これはやばいなあと思い、オールハンズ(総員起し)を掛け縮帆しました。

今回のメンバーはベテランぞろいですから、何の不安もなく作業終了。
メインセール3ポイントリーフ(通常の8分の1)にジブは20%に変更しました、これで落ち着いて帆走できますがスピードはこれでも8ノットキープでした。

ババウ諸島 ババウ島 ネイファ村

ヴァヴァウ諸島  ヴァヴァウ島 ネイファ村泊地は大賑わい。

世界中のヨットが舫っている小雨交じりの強風の中VAVAU島に舫いを取りました。

ここは首都ヌクアロファよりヨット乗りにはなじみ深い港です。
馴染みのヨット乗り二人に声をかけられました。

彼らとはパナマ・パペーテでと馴染みの連中で、一人は元気が無いので「どうした?」と聞くと
艇長と仲たがいで船を下りたとのこと。

「よくあることさ」 ここは風光明媚だそうですが、ついた昨日は小雨に強風。

今日も強風に曇天。それでも、徳子ネイサン事 丹羽徳子さん 克ちやん事 大木さんは散策に出掛けています。
ここVAVAU島は世界中のヨット乗りが集まる所です。
さすが、インターネットが使えます。

ネイファ村泊地のヨットの群 市場の値段

市場の値段

島には特に産業も無く、人々の生活も決っして豊かさを感じませんでした。

市場にしても売っているのは、小さいトマト レタス キャベツ タロ芋バナナ スイカ ハーブ少々
その程度も良く無く、ろくろく売れないのに、値段は思うほど安くはありません。

お客は大部分ヨッティ(ロングクルーズ生活者)です。
彼らは基本的に質素ですから、高かったら買いません。

もっと安くと言うか適正にすれば良いのに、と思う値段付けでした。

タクシーだめもとで高額請求する運転手

天気が良いので、タクシーをチャーターして島内観光に出かけました。

トンガのタクシー料金に少し不審感を持っていましたから、白人の経営しているクリーニング店から料金を確認して呼びました。

1時間25トンガドル、2時間50トンガドルでスターしました。

まあ島の綺麗な所を大体案内し終えてネイファ村に戻りました、2時間には少し早いかったのですが
レストランまで送ってもらいました。

  • 50ドル渡すと、少し考えてから「70ドルだよ」と言うのです。

1時間35ドルを25ドルと我々が聞き違えたというではありませんか、

徳子さんと二人で反論して、スタートのクリーニング店まで戻らせました。
そしてクリーニング店の店主も参加して、元の50ドルにさせましたが。

なんとも後味が悪い思い出です。

なぜこんなことが起きるのか考えてみました、

タクシー は沢山あるのに客がほとんどいません。
たまの客は、地元の近場か観光客・・ボリたくなるのかなあ?

ヌクアロファでも「いくら?」と聞くと高く言われて
何ドルですね!」と決めて言うとOKとなります。難しいのです。 基本的に貧しいのかなあ。

椰子の木白い砂浜。それは少ない!

この海岸など綺麗なほうですよ 徳子さんと私

南太平洋に抱くイメージ、ここババウ島にそれを求めてくると、失望します。

しかし海は綺麗ですよ!珊瑚樵は抜群に綺麗ですよ!

ここは古い日本の自動車の終の棲家

20年以上前のありとあらゆる、乗用車 ワゴン車が走っています。
塩でやられて、錆びだらけになり、穴も10センチくらいは当たり前・・トランク半分位無いのさえ・・
走っています。

一番興味を持った車は
家族を乗せた車で「南紀長島町・消防団第6分団」と書いた赤い消防自動者が走っていました。

タイトル

今夜の楽しみ
船着場で離島からの魚売りを発見「40センチの伊勢海老と蝉エビ購入」

蝉エビ 伊勢海老

明日10日 朝 330マイル離れた サモアに向かいます。

若水 艇長 菅原 廣




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